①子どもから「一緒にいると楽しい」の言葉。~インターン生活動日記:NPO法人キッズシェルター村上さん

*自己紹介*
作新学院大学3年の村上朝輝です。普段は大学で経営、経済のことを学び、夕方から夜中までコンビニでアルバイトをしています。学業とバイトの両立はなかなか大変ですがそこそこ充実した日々を送っています。
さて、僕はたかはら子ども未来基金の助成をうけ、NPO法人キッズシェルターでインターンを始めてはや2ヶ月が経ちました。ほぼ知識0からのスタートでしたが寛大なスタッフさん達のおかげでなんとか今も活動できています。
子どもの居場所を知っていますか?
突然ですが、皆さんは子どもの居場所と聞くとどんなところをイメージしますか?
答えは子どもがひとりでも立ち寄れる、安心して過ごせる居場所のことです。
世の中には十分な教育を受けられない子どもや、子育てに困難を抱えている親がいます。そういった人たちを支援することで、子どもの社会的自立を図り、虐待や貧困の連鎖を断つことを目的としています。
活動内容は子どもへの食事の提供と入浴・洗濯の支援、個々に応じた学習支援、子ども一人ひとりの遊びの手助けです。
ちなみに、僕は那須塩原市にあるNPO法人キッズシェルターの子どもの居場所「にじのいえ」というところでインターンをしていますが、栃木県内には子どもの居場所を運営している団体は7つあります。
もしかしたら自分に自信がつくかもしれない。

このインターンを応募したきっかけは母の紹介でした。私は前から何か新しいことを始めたいとは思いつつ、なかなか行動に移せない日々を送っていました。そんなある日から母から「子どもと触れ合うインターンがあるんだけどあなた参加してみたら?」と言われました。僕に子どもの面倒を見ることができるかなと不安な気持ちではありましたが、このインターンを機にもしかしたら自分に自信がついて今の自分を変えることができるかもしれないと思ったので応募しました。

 

大変だけど、「一緒にいると楽しい」

始めてみた感想は・・・とにかく疲れます(笑)。複数の子どもたちを相手にするので、かなり体力を使います。また、外で遊んでいるときに怪我をしないか、道路に走って自動車にぶつからないか、ちゃんと目を離さずに見るという部分もなかなか大変です。

ですが、嬉しいこともありました。それは子どもたち(特に男の子から)に"村上さんといると楽しい"と言ってもらえたことです。僕は恥ずかしながら大学に友達が1人もいません。約3年間1人で行動することが普通になっていて、誰かと感情を共有し合うことがありませんでした。そんな僕でも、一緒にいて楽しいと言ってくれる子がいるなんてとても嬉しかったし、この言葉だけでも本当にこのインターンシップに参加してよかったと思えた瞬間でした。

今後はクリスマス会やお餅つきのイベントがあります。僕も子どもたちも楽しめるような時間を過ごしたいです。

 

小さくてもなにかできることがある。

最後にこれを読んでるみなさんへ。僕たちにできることはとても少ないかもしれません。ですが何もできないわけではないと思います。少しでも多くの人たちに、このような活動をしている団体があり、貧困で困っている人たちがいるということを知ってもらえたら嬉しいです。長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。(NPO法人キッズシェルターインターン生:村上朝輝)

追伸 写真は虹の家のスタッフさんが作ってくれたご飯です。主食、主菜、副菜と健康的でとてもバランスのいいメニューです。

 

※たかはら子ども未来基金とは、子どもや若者の未来を応援するために、県北在住の夫妻が設立した基金です。学生インターン助成では、栃木県内のNPOや市民団体と大学生・専門学生などの若者をマッチングし、活動を応援します。詳しくはこちら